2026年の方針(品質会議での報告)
2026年06月11日
株式会社ビッドシステム
代表取締役 谷 径史
●2025年の振り返り
まず、良かった点を概観してみます。
売上はそれなりに上がりました。
パートの人の力量の向上の面では、開発環境の整備によってパートの人がソースコードをみれるようになりました。開発環境は一層整ってきています。
AIを日常的に使うようになりました。Slack等新規のツールの利用もはじまっています。GitやRedmineは継続的に運用されています。
業務配置の見直しを行い、新しい案件にも着手しております。
品質目標との関係ではどうでしょうか。3点とも意識的に取り組んできました。
「プロジェクトの目的とリスクをお客様と共有し、互いの理解を深める」という点では、仕様上の不明確点の問い合わせなど、仕様の明確化・リスクの共有につとめましたが、お客様との理解の促進という点では課題が残りました。
「当社が提供するソフトウェアの価値を見直し、お客様に適切に提供する」という点では、見積もりの見直しを行い、当社が提供するサービスの価値を計上するようにしました。
「情報共有による気づきの促進を実現する」という点では、テスト工程を重視することによる気づきの促進をすすめました。
具体的な課題の状況ではどうでしょうか。
「開発体制の整理」では、パートのひとの力量の増強は進められ、リモートワークの稼働率も高まりました。
「社員の能力向上」では、パートの人や技術者においてスキルアップがすすめられています。
「生産性の向上、付加価値の一層の拡大による顧客利益への貢献・社会的貢献の推進」という点では、社員の専門性の強化や役割分担が進められ、全般的な体制は安定してきました。
「ソフトウェアの整理」の面では、資産の再整理はまだ不十分で再検討が必要ですが、日常的な作業に追われて、うまく進められていない状態が続いています。
「5Sの推進」は、重要なテーマなのですが、古いパソコンの整理など進められませんでした。再度の計画化が求められています。
概観するに、自分たちでできる内容で、具体性のあるものに関しては進められたが、外的要因に多く依存するテーマや、課題に具体性のかけるものは進められたとは言えません。
次に問題があった点について振り返ってみましょう。
案件によっては、想定より工数がかかり、当初のスケジュール通りにすすめられなかったものが複数ありました。仕様上の混乱もありました。お客様との考え方の違いのため、うまく評価を得られない案件もありました。この要因について考えていきましょう。
まずは外的な要因として、様々な場面で 担当者の世代交代がなされ、仕様のわかる人がいなくなってきている問題があります。また、ものによっては、お客様自身の戦略的展望が明確でなく、方向性が曖昧になってしまっているものもあります。
外的な要因としては、また世の中の展望も見えにくくなっている点も見過ごせません。
内的な要因としては、開発環境が大きくかわり、以前のシステムとの互換性がとりにくくなっている点があります。新しいやり方がいろいろ入ってきていて、変化している環境に開発作業を合わせていくのが大変になっていて、工数が相応にかかります。
こういった状況にたいしての対策を考えるに、まずはリスクを理解し管理することです。そしてリスクを軽減するための対策を重視することです。必要な工数は適切に見積もるようにする必要があります。その上で、リスクに対して防衛的になるだけでなく、将来を見据えた視点を堅持することが大切だと思います。
総括的にみて、ビッドの経営理念だった顧客との共同開発というテーマについて、もう少し広い視野からの見直しが必要かもしれません。これまでも話し合ってきたテーマではありますが、100年後の社会を見据え、それに向けていま何ができるようかを考えようと思います。
要するに、様々な現場や様々な局面で何を指針にしたらいいのかを考えるときに、「競争」ではなく「協力」が発展・成長の原動力だという考え方や、「知恵を出しあい、協力しながら問題を解決していく」という文化を育んでいくという観点にたって考えることだと思います。
●2026年に向けて
次に2026年に向けての取り組みですが、まず、2025年に発生した諸問題が構造的で、深刻なものであることを理解する必要があります。顧客との関係においては、立場をわきまえ一定の距離感を保ちつつも、顧客重視の観点から、よりよい協力関係を発展させていくことです。
世の中の動きがよく見えない状況なので、仕事の展望についてもあまり楽観はできません。
品質目標としては、2025年のものを継続します。道半ばといったところです。2025年の総括を踏まえて、再度取りくみます。自分たちでできるとこは継続して進め、他社や顧客との関係では、まずはリスクを理解し管理しつつ、将来を見据えた原則的な対応をすすめていきます。
課題の具体性に関しては、改めて検討し方針化する必要がありますが、それなりに少しずつではあるが進んでいるので、今後も継続していきましょう。
以上

