システム導入前
ハードウェアの製造・販売をしているお客様より依頼があった。
このお客様は、ソフトウェアを専門に開発しているわけではないが、ソフトウェアの開発部門を持っており、開発部門では、自社ハードウェアを販売するための新製品を開発していて今後の主力製品として注目されていた。
長い時間をかけて開発してきた新製品が、やっとリリースできるという段階になって性能面での問題があることが分かった。
急いでこの問題をクリアしなければリリースすることができないと困っていた。
●開発したソフトウェアが一定以上の負荷がかかると止まってしまう。
●止まってしまう原因は、まだ分からない。
●今の段階では、開発部門の人が足りないので改善に時間がかかってしまいそうだ。
●既に開発済みの他の機能に影響しないようにしなければならない。（大きな変更は時間的にできない）
●他のソフトウェア開発会社にお願いしようとしても、今まで開発した部分を理解してもらうための時間がかかってしまう。
システム導入後
弊社と長年お付き合いのあるお客様で、その製品にも一部だが協力をさせてもらっていたので、弊社の技術やノウハウを使ってお手伝いをした。
●直接お客様の開発現場へ弊社担当者を派遣し、お客様と一緒に問題を解決する方法をとった。
●一部を協力させてもらったおかげで、開発してきた部分の理解も1日程度の時間で済んだ。
●問題となっている部分を特定するために必要なツールや、技法をお伝えし、問題点を絞り込んだ。
●問題点を改善するためのチューニングをし、再度計測をし、性能が向上しているかどうかを検証した。
●細かい問題点の絞り込みと改善を繰り返すことにより、修正部分を最小限にしながら、他の機能に影響なく改善することができた。
最終的には、目標とした結果を1ヶ月という期間でクリアすることができ、新製品を予定した範囲内でリリースすることができた。
費用
通常、ソフトウェア開発会社のエンジニアにお願いすると、1月あたり、90万円から120万円の費用になり、期間も2ヶ月以上はかかると思われるので費用は約200万円以上かかるところだった。しかも、開発途中のパッケージの修正という緊急事態であったので、他社では引き受けてもらえるかも分からない状態だった。
弊社の技術者はこれに対して、1ヶ月という短期間で通常の技術者単価の費用で実現することができた。
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